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第3部「始まり」

3部 始まり





???  生徒・軍人   15時16分
【ババババババババババババババッッッッ!!!!!!!!!!】
広いヘリポートに6台のへリが降りる
扉が開き、生徒が順々降りて来る
立花もヘリから降りて来る
「はい、ではみなさん。そこの階段を降りてください。ほら、駆け足駆け足」
立花は手を叩く
生徒達は早足で階段を降りる

???  生徒・軍人   15時19分
そこは一面コンクリートで、天井は8m程の高さで、そしてかなり広い。4つの扉があるがその1つ1つの扉の前には各2人づつ立っている
部屋の真ん中には大きな棚が置いてある
「はい、みなさん注目でぇーす」
立花が手を叩きながら階段から現われる
「少し、細かいルールを説明しておかないといけませんから・・・はい。大きなルールと目的は手紙を読んで大体わかりましたね?それの復習も備えて、説明します」
立花は笑う、しかし加藤達は笑えなかった
「まず行う理由は、小さな国の王'グラス'の死による、遺産相続を賭けて貴方達は戦います。最高で5人、最低で0人。生き残った者がこの建物の回りに集まればクリアです。そして次は・・・制限時間です、制限時間は4日(96時間)です。ではルールを・・・まずここの建物をクラス・出席番号順に出発します。その際、どなたかに1つの鍵を渡します。みなさんはその鍵を奪い合ってください。ですから、制限時間に4人生き残っていて、ここの建物の回りに来ても。鍵が違う所・死体が持っていては全てが無効となります。スタート時に、みなさんに1つずつバッグを渡します。そのバッグには食料と水分と地図と武器が1つと・・・あと、"キーチャー"という機械が入っております。その機械は、鍵の半径10m以内に入ると光り出すようになっております。
鍵を見つけるために役立ってもらえると嬉しい限りです。
A組の男子1番から順に、4つの扉をバラバラに出て行きスタートです。その時に、どなたかお1人が鍵を受け渡されます。・・・・・あ、1番大事な事を忘れていました。生徒達の生死の確認についてです。わたくし共はいつもこの建物の中にある制御室にいます。そこでは今現在、鍵がどこにあるのか。誰が死んだのか。それがわかります。
ではみなさん、まずそこにある棚から5つ首輪をとって下さい。」
立花は部屋の中央にある棚を指差して言う。
生徒達は無言で首輪を5つずつ取る。
「取りましたね?ではそれを首・両手足に付けて下さい。抵抗すれば殺します」
生徒達は少し嫌々ながら機械の首輪を各部言われた通りに着ける
「はい」
立花が手を叩く、すると音を立てて5つの首輪がロックされる
「な・・・なんだょ、これ・・・取れねぇよ!?」
A組の宮上が首輪に手を当て叫ぶ
「はいはい、落ち着いてください?説明しますので。この5つの機械は、貴方達の生死の確認と、現在位置の確認と、命を奪う事ができます。この機械5つが、貴方達の全身の温度を確認します、それで生死がわかります。制御室からは現在位置の確認も出来ます。そして・・・私達の手元にあるこのスイッチ1つで、この機械を爆発させる事も可能です。これでもう貴方達はこのゲームから逃げる事が出来なくなりました。最後に、この機械はキズを付けたり銃を当てれば、防御反応により、自動で爆発します。
あと、1日の始まりに放送をします、みなさんの目覚まし代わりにと・・・
では、A組の秋長くんから順にここの建物を出てもらいます。・・・・では、健闘を祈ります」
立花は鋭い目つきをした

「では、呼んで行きますのでバックを1つ取り、1人ずつ出て行って下さい。・・・・ではA組から・・・秋長太子くん」
「・・・」
秋長は無言で立ち上がり、適当にバッグを掴み、扉から出て行った・・・

ーーーーー

「・・・最後、D組中島泉さん」
「はい」
中島がそそくさと立ち上がり、両手でバッグを抱えて走って出て行った・・・・
「・・・・・・・・始まりですね、誰が賞金を手にするか・・・・」
立花が笑った
「さぁ、早いとこ制御室へ行きましょう。さっそく始まりそうですからね」
そこに1人の男が現われ、立花に口を利く。その男は、連盟国議会第1番隊王座中尉"白川 狗苦(しらかわ くく)"
「あ、白川さん・・・はい、では制御室へと参りましょうか・・・」
2人は制御室へと歩いて行った・・・・・
残り51人   残り95時間59分
死亡者なし





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